読んだ。
ウェブ戦略としての「ユーザーエクスペリエンス」―5つの段階で考えるユーザー中心デザイン (Web designing books)
- 作者: Jesse James Garrett,ソシオメディア
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2005/02
- メディア: 単行本
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この図は、UX勉強会とか行くとよく見ていたけど、意味的に全然理解できていなかった。
(The Elements of User Experienceの一部なので、本家を見に行ってください)
http://www.jjg.net/elements/pdf/elements.pdf
この図を使ったり、見たりすることがあるならば、絶対に読んでおいたほうがいい。この図を解説している本がこれだから。むしろ、この本の内容を簡単に思い出せるようにしたものがこの図。
この図は、下から上に向かって開発プロセスが進んでいき、それぞれの段階で何を考え、どんな要素が決められていくかということが示さている。
必ず下の段階からアプローチすべきというわけではなく、
「上の段階にとり繰り始める前に、必ず下の段階での決断を下さなければならない」ということではない。依存性は両方向に及ぶものなのだ。上の段階で何を決めたかによって、そこより下の段階で決めたことを再評価(あるいは初評価かも)しなければならないこともある。
そんな下の段階からきちんと始められる、理想的なプロジェクトはそうそうないもの。途中からこのプロセスを取り入れてもいい。ただ、今の段階がこの5段階のうちのどこにあたるかを見極め、その下の段階を考えてあげればいいだけなのだ。
今からできることをやればいいんだなぁ、と最近ユーザビリティーテストをやりながら思ってる。「こうすればもっといいプロセスになるのにー…」ではなくて、「今とりあえずこれができたから、次はこうできるようにしてみたいな」と思えるようになった。いい意味で前向きになれたかも。